巣ごもり化で主要テレビ局の視聴率はアップしているのに、放送事業の売上高は大幅ダウン。広告出稿している企業の調子が悪いからなのでしょうけど、それに加えてテレビの価値の見定めが進んでいるのかもな、という感想。
— 不破雷蔵@ガベージニュース (@Fuwarin) November 14, 2020
色々と原因はあるのでしょうが...数字だけを見ると奇妙な現象に違いなく。視聴率や番組そのものに対するクライアント側の評価が落ちているのかな、と。
— 不破雷蔵@ガベージニュース (@Fuwarin) November 14, 2020
先ほど本家サイトで掲載した【巣ごもり化の影響か、各局とも上昇...主要テレビ局の直近視聴率をグラフ化してみる(2021年3月期・上期)】などのテレビ主要局の視聴率の話。今回分から主に掲載されているものがHUTではなくPUTになったので少々焦ったけど、それを別にしても結構驚いたのがイレギュラー的なレベルでの視聴率のアップ度合い。どう考えても新型コロナウイルスの流行による巣ごもり化がテレビの視聴に関してはプラスに働いている。
そりゃ自宅にいる時間が長くなれば、それだけテレビを観る人は増えるし時間は長くなる。パソコンやスマホに向かいながらもテレビを観る人は多分にいるだろうし。
他方、その記事では触れていないけど、各社ともテレビ放送による広告収入は大幅減となっているのが実情。視聴率がアップしたのなら普通は広告収入もアップするはずなのだけど、逆に大きく減っている。だからこそ最初は視聴率の値が間違いとかこちらの勘違いではと思った次第。
結局テレビの広告についてのクライアント側の評価が大きく下がったのか、企業そのものふところが寂しくなって出稿が減り、広告の単価を落とさないと広告そのものが集まらなくなったのだろうな、と。他メディアへの分散も一因だろうけど。
しかし視聴率がアップしても広告の売上が落ちるというのは、テレビ局にとっては致命的ではないだろうか。新型コロナによる視聴率の観点での特需はもう少し続きそうだけど、売上はさらに落ち込むのだろうし。
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