「炎上」と表現するから被害側が悪いような印象が生じるのであって、正しく「放火事件」とするべきです。
— 不破雷蔵@ガベージニュース (@Fuwarin) November 19, 2020
ネット上で不特定多数の非難を(少なくとも表向きは)予想外の反応として受け、結果として行動を取りやめたり制限したりするような状況を「炎上」と呼んでいる。2チャンネル辺りでは祭りとでも表現していたような気がするのだけど、火がついて手が付けられないような状態からその言い回しが使われるようになったのだろう。
ただこのような状況、よく考えてみると常に非難される側が悪いという前提で「炎上」というフレーズが使われ、そのようなイメージが定着してしまっている。火が付いた方が悪いというのは何とも理不尽な話に違いない。
中には注目を集め、火が付いたことのダメージ以上の成果(知名度のアップや注目の収拾、フォロワーの確保)を得るために、自ら進んで火をつける人もいる。「釣り」というものに等しいかもしれない。そういう類のは「炎上」で問題無いのだけど、最近は意図するところがないのに第三者のお気持ちや感情論や信条の遂行のために火をつけるという攻撃を受け、燃えてしまう例も多い。そのような類のものまで「炎上」表現をするのは少々理不尽。
個人的には被害者的な立場にあるのだから、「放火事件」と明示し、火をつけられた側にあることを明確化すべきだなと考えている。攻撃している側はまさに放火魔なわけだ。しかも火がついて騒いでいるのを見て楽しむ愉快犯的なものではなく、火をつけた対象を抹消するのが目的の、極悪的な犯罪行為の方に近い次第ではある。
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