「枯れた技術で確実に予防」
— KGN (@KGN_works) November 23, 2020
これ重要ですねえ。
で、『ただしい手洗い』って枯れた確実な技術なんですよね。
もちろん、枯れた技術なんで面白みは皆無です。 https://t.co/vLwqbLkXdE
正しい手洗い、マスク装着、うがい、三密避け、体調管理。新型コロナウイルスの感染防止的な手段として普段から推奨されている方法で、どれもこれもチープで昔からあるものに過ぎないということもあり、軽視をする向きがある。なんかかっこよくて科学的で見栄えがして達成感が得られるようなものでなくちゃ、という人の誘惑感から、インチキなもの、ペテン的なものが跋扈しているのは否めない。
これってがんなどの対策でよく言われている標準治療という表現と似ている。オーソドックスでありきたりで誰でもできるものだから、陳腐で枯れたもので安っぽくてさほど効果のないものだというイメージがあるので、忌避する人が少なからずいる。
けれど実際には昔ながらの、というか確立された技術は、確かに枯れた技術という表現をされても仕方がないけど、確実性があるからこそ普及したまでの話。昔ながらのものが今でも残っているのは、有効だからに他ならない。面白さとか新鮮さとかはないけどね。
切り口を変えれば、枯れた技術と呼ばれているものは、実のところは洗練された、多数の実績を持つ技術に他ならない。そこに気が付けば......と思ったけど、気が付くだけの頭の回転があれば、そもそも「枯れた技術」と現状のあれこれを忌避して詐欺まがいのものに飛びつくようなことはしないわな。やはり表現から変えていかねばならないのか。
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