米国の公的機関であるCDCは、「フェイスシールドはマスクの代用にはならない」と明言しています。
— 手を洗う救急医Taka(木下喬弘) (@mph_for_doctors) November 25, 2020
厚生労働省は推奨があいまいですが、「最も効果があるのはマスク」としています。
『フェイスシールドをつけて会食』等はオススメできませんので、ご注意ください。https://t.co/fUihJXmvOe pic.twitter.com/NkXKCHZR4w
個人的な印象というか感想としては、インフルエンザに対する首掛け札とか、EM菌レベルのお話のような気もするのだけど。フェイスシールドやマウスシールドをマスクの代用品として考えている、実用している人が多分にいて、困ってしまうというお話。見た目はカッコいいし相手に表情を見せることが出来るので特にビジュアルが求められる人には欠かせないもの的なポジションとなりつつあるのだけど、実のところフェイスシールドやマウスシールドはほとんど効果なし。一番なのはマスクとの重ねがけだけど、単独では意味がない。RPGならヘルメットだけつけて鎧や楯を持たずに冒険の旅に出るようなもの。
豊橋技術科学大学の報告中のこの図が重要。最近TV等の出演者が装着しているのを頻繁に見せられるので、マスクを代替できる感染拡大防御機能があるとの誤解が広まっているが、マウスシールドやフェイスシールド(因みに両者を区別してない方も)が小さな飛沫等の防止には殆ど役立たずという事が分かる。 https://t.co/BLdnyKpkyA pic.twitter.com/yzYdXISAIQ
— Norio Nakatsuji (@norionakatsuji) November 25, 2020
ここ数日よく出回っている図版だけど、これを見て分かるのは、フェイスシールドやマウスシールドはマスクの補完的なポジションとしての役割は果たすかもしれないけど、単独ではほとんど意味がないというもの。あくまでも確率論的な問題ではあるけれど。
個人的にむしろ驚いたのは、不織布マスクなら吸い込み飛沫も70%は防げるということ。あくまでも確率論でしかないけれど、結構頼りになる数字には違いない。他方マスクでもウレタン製はイメージと違って効用が低いという事実。結構つけている人見かけるんだけどね。不織布マスクがサージカルマスクと呼ばれるだけはあるな、と。
芸能人のフェイスシールド見るとげんなりする。
— nona (@kobonona) November 24, 2020
顔が見えないと人気落ちると思ってるのかな。むしろちゃんとマスクして出てる芸能人見ると好感度爆上がりなんだけど! https://t.co/dCxQnqcDek
タレントだけじゃなくて、政治家や街頭インタビュー等に出て来る人がマウスシールドだったら、撮影前にマスク渡して付けてもらうぐらいのことやらないと、世間の誤解も晴れないし、間違った感染症対策に大メディアがお墨付き与える格好になってしまいますよ。https://t.co/0qaj7hh8KX
— 竜田一人 (@TatsutaKazuto) November 25, 2020
で、直前の記事でも挙げた「メディアが社会的責務を果たしていない」というのはこの点でも。もちろんフェイスシールドやマウスシールドのみを使っている議員やタレントも同罪なのだけどね。それだけメディアには影響力があるということに、もう少し敏感になってほしいものだ。
コメントする