ようつべのお薦め動画で歴史とか医療とか政治とか経済とか心理学とか違法コピー漫画とか多様な方面でインチキ動画ばかり推奨されるのがツライさん。大体は異様なカラーリングの大型文字での煽りと歪んだ顔をしたユーチューバが大写しされるサムネイル。
— 不破雷蔵@ガベージニュース (@Fuwarin) November 7, 2020
子供にユーチューブを利用させている保護者からはよく聞く話ではあるけど、ユーチューブを利用している時に右側にずらりと表示されるお薦め動画とか関連動画の類に、多分に非倫理的なものや違法な動画がラインアップされて、頭を抱えている。関連動画の類はウェブ利用者にとってはコンシェルジェに推挙してもらっているようなものだから、それらがスットコなものばかりだとげんなり感を覚えざるを得ない。お買い物をしている時に馴染みの八百屋さんが、お薦めの商品として腐った大根とかどう見ても盗品だろうという他店のラベルが半ば剥がされている果物を薦めてきたら、どう思うだろうか。
引用でよくありがちなラインアップを列挙したけど、この類の動画ってどのような利用履歴をしていてもモリモリ出てくるから始末に負えない。ウェブでの広告よりもコンテンツマッチの観点で精度は悪いし、第一類似とか利用しそうという推測の振り分けはあくまでもタグとかカテゴリとかタイトルとか再生度数で行われるから、そこに品質の良し悪しやら不法性や倫理観やら社会性の類は配慮されない。武将名とゲーム名のアンド検索をすると、取り扱っている時代の違法コピーアニメとか、武将名が使われている漫画の違法アップロード動画とか、中身がデタラメの歴史ドヤ語り「解説」動画がもりもりラインアップされて、頭痛が止まらない状態になる。
違法性のあるもの、社会倫理的に問題があるもののフィルタリングと排除は適切に行っているというのがユーチューブ側の言い分だろうけど、どう見てもアクセス数を増やすことにパラメータの大部分を割り振った状態になっている。
先行する記事の【ゴシップ誌のネタもウェブに載ると信ぴょう性が勝手にけた違いのものとなる】でも似たような話をしているけど、正直者が馬鹿を見るシステムってのは、存在していいものなのかどうかをよく考えるべきだと思うのだけどな。
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